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「面接に来る就活生が最も答えられない質問とは?」

~PR=「宇宙英雄ペリー・ローダン」?! PRとは、何の略??~

「PR」の略は何かご存知ですか。PRの仕事をしている人であれば、知っていて当たり前のことかもしれませんが、意外に知られていないことが現状です。SFの中では世界最長のスペースオペラ小説シリーズとして有名な「宇宙英雄ペリー・ローダン」の略、プエルトリコの国名コードもPRですが、一般的にPRの略とは、パブリックリレーションズ(Public Relations:Public 公衆 世の中すべての人 Relations:関係)です。

先日友人に「PR(広報)の仕事をしている」と紹介すると、「PR?」もしくは「広告の仕事?」という反応が返ってきました。このように学生のみならず、PRの仕事に関わったことがない人であれば、PRとは何かをきちんと理解できている人はごくわずかです。「PRとは組織にある価値のある情報をメディアに伝えること」、「PRとは組織の活動や方針を社会に伝え、共感を得る行為である」など様々な解釈がなされています。今回は、PRへの理解が進んでいない背景をはじめ、そもそもPRとは何か、PRの重要性や特徴をご紹介します。

そもそもなぜPR・広報(以下、PR)が日本に浸透していないのでしょうか。さまざまな理由があると思いますが、一つ挙げるとするとPRに関する教育が広がっていないことが考えられます。日本ではPRを学ぶ学科や講座が少しずつ増加しているとはいえ、アメリカに比べると環境が少ないのが現状です。アメリカでは、PRSSA(アメリカ学生PR協会 http://prssa.prsa.org/)があり、そのネットワークは全米に広がっています。約330の大学にPRSSAの支部があり、10,000人の会員を擁しています。また、日本パブリックリレーションズ協会(PRSJ)の会員数526名(2015年1月13日現在)の約40倍にあたる21,000人がPRSA(アメリカPR協会 http://www.prsa.org/)の会員に登録しています。一概に、会員数だけでPRが浸透していないとは言い難いかもしれませんが、一つの指標にはなるでしょう。

では、PRとはどのように理解されているのでしょうか。アメリカPR協会によると、下記のように定義されています。

"Public Relations is a strategic communication process that builds mutually beneficial relationships between organizations and their publics."
(PRとは、組織と社会の間で相互に利益のある関係を築く戦略的コミュニケーションのプロセスである。)

少しかみ砕いてみると、PRとは社会とのキャッチボールといえるでしょう。社会、つまり、ステークホルダーをはじめ様々な相手(=図1参照)に対して、表現の仕方を少しずつ変えながら組織の情報を伝える。この伝えた情報に対して、様々な反応がメディアをはじめ顧客、家族、SNSなどを通した反応がある。この双方向のやりとりを継続的に行うことで、互いにとってよりよい関係を構築・維持する。この一連の流れを戦略的に行っているのが、PRと理解できます。

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図1:Public Relations

では、例えば企業にとって、なぜPRが重要とされているのでしょうか。それは、良い製品やサービス=売れる、良い活動=共感を得るとは限らない時代になったからです。言い換えると、良いものを作り、良い活動をしても伝わらなければ存在していないのも同然と扱われ、顧客に良いと思われたものが勝ち残っていけると考えられるようになりました。そこで、良否を問う前に、組織自体をはじめ、製品やサービスを社会に知ってもらうことからスタートする必要があるといえるでしょう。

効果的に情報を伝えるためには、まず広告とPRの違いを理解する必要があります。両者は、社会(特にターゲット層)に対しキーメッセージを伝えるという点は同じですが、以下のような違いがあります(表1参照)。簡単にいうと、広告はスペースや時間を買うことで内容、場所、タイミングをコントロールすることができます。即効性は期待できますが、客観性、信頼性には欠けるという側面をもっています。広告は、新製品・サービス展開時期の販売促進のために使われることが多いです。一方、PRは少ない予算で継続した活動を展開できます。しかし、評価されるまではニュース化されないため、クリエイティブコスト(=努力や情熱)が求められます。そのため、PRはブランドイメージの確立、販売促進のバックアップを目的にすることが多いです。近年の傾向としては、情報を完全にコントロールできる広告よりも、客観性があるPRの方が影響力が大きいと考えられつつあります。口コミの影響力の高まりや企業の透明性が求められる中で、今後のPR=パブリックリレーションズの役割はますます拡大するでしょう。

記事と広告
情報 記事 広告
タイミング 管理できない(編集者が決定) 管理できる
内容 管理できない(編集者の評価) 管理できる(予算効率)
媒体数 管理できない(内容・提示方法) 管理できる
反復 1回性 できる
信頼性 高い(第三者の裏書) 多様
コスト 安い 高い

表1:記事と広告

このようにPRとは何かをきちんと理解することは、組織が社会と関わりながら活動する上では非常に重要ではないでしょうか。自分の伝えたいメッセージを受け取ってもらうために、今どのようなコミュニケーションが求められているのか、この機会に改めて考えてみてはいかがでしょうか。

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